深海魅惑
【エリア】:情痴港
【必殺技】:[千波万波]
【種族】:エルフ族
深海魅惑は、かつて風吟の谷にて、軽やかに歌い舞う優雅な精霊だった。
しかし、ある日悪魔に取り憑かれ、崖から転落し、悲しき歌を日々紡ぎながら、人の心を惑わす艶やかな人魚――海の怪物へと堕ちてしまった。その姿は、上半身こそ人の形を保つものの、下半身は煌めく鱗に覆われた魚の尾となっている。
月明かりや船の灯火に照らされると、その姿はまるで幻のように美しく、見る者の心を奪う。
深海魅惑は、冷たさを湛えた気品ある美貌を持っている。灰色の瞳には深い悲しみが宿り、嗚咽する姿には、どこか儚い愛おしささえ感じさせる。かつては涙を流せば真珠になると伝えられていたが、もはや何百年も、その涙を見た者はいない。彼は哀しみに満ちた歌声を持ち、その声にはかつての精霊の輝きがわずかに残されていた。
その歌声は、ゆったりと軽やかに響くが、その中には泡のように消えては寄せる哀しみが潜んでいる。指先で触れれば、すぐに破れてしまいそうなほど、儚く脆く、けれども絢爛とした響き。
もし精霊語を理解できるならば、その歌の中には、彼女と“彼”との遠い昔の物語が綴られていることに気づくだろう。「――ああ、里を切り離す潮風の匂い……偽りに染まる、あの人の眼差し……」
深海魅惑は波のように繊細な陰茎を持ち、その美貌と歌声で乗組員や旅人たちを静かに魅了した。
彼の逞しい武器は温もりと衝撃を求め、互いに絡み合う巨大な魚の尾が、陰唇だったところから、ゆっくりと丸みを帯びたペニスを解き放った。バラ色で、その美しさには驚かされる。挿入後に妙な曲がり具合が刺激的だった。波のように押し寄せる激しい波動が続き、海面に浮かぶ白い泡が、やがて淫らなものなのか、ただの泡なのか見分けがつかなくなった。
岸辺に打ち寄せる吐息と嗚咽は、まるで遠くの海底で鳴り響く哀しき歌のようだった。魅了された旅人たちは、何も疑うことなくその歌声を追い、深海の底へと導かれてゆく。彼らの温もりと交わりの記憶だけが、深海魅惑の空虚な胸を、束の間満たしていくのだった。