バナー
【エリア】:末影机械城
【必殺技】:[緑の怒り]
【種族】:人族
バナーは末影机械城の遺伝子生物学の博士であった。
友人の人狼とシフゾウに導かれ、バナーはハウリング密林に棲むオードリー一族が人間の遺伝子を変化させ、身体能力を強化できることを発見する。
しかし、ある実験で彼の開発した遺伝子装置が誤って爆発し、バナーの身体は強靭かつ恐ろしい獣へと変異してしまった。
放射線の影響により、彼の肌は濃い緑色に染まり、筋肉は隆起し、血管は不気味な紫色に浮き上がった。夜になれば、その緑色に光り輝く姿は闇にくっきりと映し出される。
巨大化したバナーの衣服は粉々に裂け散り、その「緑色の巨根」までもが露わになった。
それは腕よりも太く、突き出た血管がヒクヒクと蠢き、何かを求めているようだった。
半ば勃ちきった亀頭は、この大きさでさえ彼の本領ではないことを物語っていた。
暗いエメラルド色の光を帯びたその異形の肉は、【狂暴】の遺伝子がもたらした絶対的な力と征服欲を象徴していた。
正気を失ったバナーは末影机械城で暴れ回り、都市を瓦礫と化した。
やがて廃墟の中で目を覚ました彼は、自らの行いを悔い、友人シフゾウのもとを訪ねる。
オードリーIIの「理不尽な要求」を受け入れたバナーは、そこで知らされる。
――「その力を消す術はない。ただ抑え込むしかない。七曜竹林へ行け。そこにいる白澤がお前に“均衡の術”を授けるだろう」
幻想的な仙境で、白澤はバナーに血脈の融合と抑制を体感させた。
わずかな修行ののち、バナーは制御の術を身につける。
そして彼は再び末影机械城へと戻り、己の罪を贖うため歩みを進めるのだった――。